「私たちは生きる世界を選べないの」『天才感染症』デイヴィッド・ウォルトン(著)より
いや~、良い言葉だ。 先日、僕としては珍しくSF小説を読んだ。 その名も『天才感染症』。 天才感染症 上 (竹書房文庫) 作者:デイヴィッド・ウォルトン 竹書房 Amazon 天才感染症 下 (竹書房文庫) 作者:デイヴィッド・ウォルトン 竹書房 Amazon 「天才」という文字が目に入ると、「ちょっと立ち読みしてみるか」という性質で、今回もそのパターン。 この小説のあらすじはこんな感じ。 正体不明の菌が人々の知能を急激に向上させてしまうが、その菌に感染してしまった人は菌の繁栄を目指して行動し始めてしまう。 粗すぎるが、あながち間違ってはいないはずだ。 読み終えて1か月くらい経つが、内容面でそ…