哲学者の言葉は人生の道しるべに
NHKの教育番組で「哲学者に人生相談」という番組がありました。視聴者からの悩みにつき、哲学者の学説を紹介しながら、その対処法を教えるというしくみで、哲学者の思想にふれながらも、人生の課題解決もできるという、なかなか面白い番組でした。コメンテーターの大学教授が、挫折経験のあるひとで、噛み砕いた説明がわかりやすかったです。ただ、司会のタレントがややおふざけ気味でしたけれども。学生時代、美学・美術史の学徒であった私は、当時よく哲学書を読んでいました。覚えている限りで列挙しますと、ハイデッガー、アーレント、サルトル、デカルト、ニーチェ、ベルクソン、カント、ヘーゲル、プラトン、パスカル。大学の授業の一環としても指定されていましたし、自分の興味で読みひろげたものもありましたね。同級生はバタイユが好きだという人もいました。当...哲学者の言葉は人生の道しるべに