コミュニケーションは絶望から始まる。僕の声は相手に届かないし、相手の声も、僕には届かない。良識派の犬養元首相は「話せばわかる!」と信じていたけれど、2010年代も終わりに近づいて分かってきたのは、「話しても分からないヤツは確実に存在する」って事実だった。 今までと違うのは、その、「話しても分からないヤツ」が俺の私の話を聞け、と、他人に対して押し付けるようになってきたことだ。たぶん彼ら彼女らもまた、抑圧されていた。立場の強い弱いに関係ない、心のうちにある、コンプレックスの問題である。立場が弱くとも、きっちり自分を持っている人はこんな風にならない。立場が強くとも、その自信の元が貧弱なのであれば、話…
2019/09/07 20:43