吉原『満す美寿司』(ますみ寿司)江戸前の老舗と、ナマ渥美清をじかに感じる!
この方が、寿司を握ってくれる店主であり、もうこの代で店をたたむそうだ。とても、気さくで威勢のよい職人さんである。寿司職人の世界にいって、できずに私の働く会社にきて、魚をさばいているものがいた。握りまではやらしてくれずに挫折したとあるから、職人の世界は厳しいのだろう。 この店主は、せがれとあって、仕事先は約束されているようなものだから、職人社会の過酷さを身をもって体験してはいないかもしれないが、やはり、江戸の寿司職人を思わせる身のこなしや、粋な姿は、人間国宝という言葉が思いつくほどだ。 隣で、50年来、この寿司屋に通っている男性がきていて、福岡から上京してきた当時は、寿司を食べたことなんか、いな…